バスの車窓からブルーインパルス

９月２３日（金）、西九州新幹線開業を記念してブルーインパルスが長崎上空で演目を披露するということで、観に行きました。「JRはかなり混むだろう、高速シャトルバスなら座れるけど、家の近くだと満席の可能性が高い…」などなど考えて、バスの始発近くのバス停から出島道路で長崎市内に行く高速シャトルバスに乗り込みました。予想通り、バスは諫早駅でもう満席となりました。（ここまではすべてが予定どおりでした）

出島道路に乗って料金所前のトンネルで「もうここから渋滞です」と運転手さんのアナウンス。その時点で１２時１０分ぐらい。「まだ本番までは１時間以上あるから余裕で間に合うはず」と思っていました。しかし、予想以上に進むのに時間がかかりました（歩く方が速いぐらい）。「あのカーブを曲がれば光が見えるはずと祈るような気持ちで前を見つめていたら、その前に開始時刻の１時３０分が過ぎました。トンネルを出たのが１時４０分頃。道路や建物の屋上には、傘をさしたたくさんの人たちが空を見上げています。「あぁ、もう終わってるかも」と思っていたら、「おったー！」「上ばとびよる！」と乗客の声。バスの窓から煙を吐きながらきれいに編隊を組んでとんでいるブルーインパルスの姿が見えました。その瞬間は、修学旅行のような盛り上がりと一体感がバスの中を包みました。音は全く聞こえませんでしたが、その姿をわずかでも見られたのはよかったと思います。次は、晴天の下で、全演目を絶対に見たいと思いました。