すずめの戸締まり
今年は、すずめのヒナのお世話をしていた時期もあり、この映画がメディアで話題になり始めた頃から「行かねばならぬ」と思っていました。(まさか人の名前だとは知らずに)
新海誠監督の長編作品は3作目となると思いますが、今回の作品も感動し、深く考えさせられるものでした。東北大震災などについて映画化されたことを、本当に勇気のある決断だと感心しました。映画でしかできない、アニメでしかできないメッセージを「自分の使命だ」と覚悟を決めて伝えられたと思います。自分にはそのメッセージが十分伝わりました。
作品の随所に、村上春樹さんの小説と重なる部分をたくさん感じました。現実社会の至る所に不思議な世界とつながる穴や扉があることや、音楽、車などの表現にとても近いものを感じました。
この映画のコピーが「扉の向こうにはすべての時間があった」となっていますが、最近読んだ田坂広志さんの「死は存在しない」という著書の内容につながるものを感じました。また、時間があればこの本についても紹介したいと思っています。
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